【お庭コラム②】開放的な暮らしを叶える、注目のアウトドアリビング
- コラム
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自然の中で心と体を開放し非日常を味わうキャンプなど、昨今アウトドアが人気を集めています。
リノベーションをする機会に、住まいにも「アウトドアリビング」を設け、屋外での時間を楽しむ人が増えています。
一般的な庭と、アウトドアリビングにはどんな違いがあるのでしょうか。
室内と屋内が融合する生活空間
- 『アウトドアリビング』とは?
- 室内の延長線上に生活の場として有効的に使用するためにつくられる空間のこと。
一般的な庭などの屋外空間とは扱いが異なり、開放的な第2の居住空間として「セカンドリビング」と呼ばれることもあります。
単なる風景としての庭ではなく、食事やくつろぎ、趣味の場などに活用をすることを目的にして設けられるのが
『アウトドアリビング』の特長です。
リノベーションにおいても、元からある空間を活かしてアウトドアリビングをつくることが可能です。
リビングに続く庭にテラスやウッドデッキを設けたり、ベランダ部分を石張りやタイルデッキにして
快適に過ごせるように演出するなど、その方法は住まいによってさまざまです。
開放的な空間でどんなことをしたいか、イメージをふくらませながら検討していきましょう!
アウトドアリビングの魅力
アウトドアリビングを設ける最大のメリットは、生活空間が広く感じられることにあります。
開放感あふれる屋外を快適に演出することで、リラックス効果を感じながらゆったりと過ごすことができます。
また、煙などを気にすることなくBBQや燻製ができたり、家にいながらにしてキャンプ気分を存分に味わうこと
ができるのも人気の理由となっています。
建物のリノベーション時に、併せてお庭にアウトドアリビングを設けたS様邸。
ガラス戸を中心とした仕切りによって、室内にいながら庭を開放的に見渡すことができる空間です。
こだわりの薪ストーブを備え、家庭菜園で採れた野菜を使ってピザを楽しむなど、
家族や友人とかけがえのない時間を過ごせているといいます。
LDKと庭の機能を繋ぐアウトドアリビングのメリットを最大限活用している事例と言えるでしょう。
アウトドアリビングを設ける際の注意点
開放的でメリットの多いアウトドアリビングですが、以下の点には注意が必要です。
- アウトドアリビングの注意点
- ●悪天候時への対応
防水性や耐久性が高く、メンテナンスしやすい家具などを選ぶと失敗しません。
ウッドデッキも防水・防腐処理などを施し、定期的にメンテナンスするようにしましょう。
●外部からの視線対策
庭の壁を高くしたり、フェンスやルーバーなどを使ってプライバシーを守る対策があると安心です。
●近隣への配慮
暮らしていく上では、騒音対策など近隣住民への配慮も忘れないようにしましょう。
室内と屋外というボーダーをうまく取り払い、生活を豊かにするアウトドアリビング。
趣味や目的に合わせて、さまざまなアイデアで個性のあるスペースに仕上げれば、
家族の居心地良い新たな団らんのスペースとなるはずです。
リノベーションでこれまでの生活よりもQOL*1の高い、より良い家づくりを行うためにも、
第2のリビングとしてのアウトドア空間を検討してみませんか。
*1…クオリティ・オブ・ライフの略称。「生活の質」のこと。