Case#S35

〈SE構法〉明るい光にあふれる通り土間のある家

新築 海南市

ゆったりとした土間のあるくらし

広い家で子どもたちをのびのび育てたいー3人のお子様をもつM様ご家族は、広いリビングのほか、間仕切られた玄関とは違うゆったりとした土間を希望されいていた。

 

そこで弊社がご提案したのは、玄関からリビングまで続く奥行きのあるモルタルの土間。扉も敷居もなくLDKと一体となり、大きな窓から明るい陽射しがたっぷりふり注ぐ。大容量の土間収納も設け、家族で楽しむアウトドアグッズもラクに収められるようにした。

柱のない大空間をSE構法でかなえる

土間のあるLDKは、開放的な吹抜けの大空間。このおおらかな空間を可能にしたのが、地震に強いSE構法だ。メーカー「キッチンハウス」のアイランドキッチンを囲むように広がるLDKは、吹き抜けを通して2階ともつながり、一つの大きな空間として、家族がのびのびと安心して過ごすことができる。

しかも、高気密・高断熱、LDKに面する大開口と吹抜けの窓からの日射や風など、計算されたパッシブデザインが自然な心地よさをうんでいる。

薪ストーブが家族のくらしを彩る

リビングに設置した薪ストーブは、煙突が吹抜けを貫き、寒い冬でも家全体を暖めてくれる。ゆらめく炎を見ているだけでも心が和み、炉内でピザを焼くホームパーティーの機会も増えたとお客様。

朝日を浴びながら、薪ストーブの前でコーヒーを飲むひと時をご夫婦には喜んでいただけている。アカシア材で統一された床や建具に囲まれ、木のぬくもりに包まれた家族の豊かな時間を、これからずっと過ごしていただきたいと願う。

interview5年後の住まいごこちインタビュー寒さも和らいだ早春。
庭に面した南向きの窓から、
開放感あふれる通り土間を抜けて
爽やかな風と光がLDKに届きます。

「お客さんも家族もみんな
玄関から入らず、導かれるように
土間から家に上がるんです。」と笑顔のご主人。

お引渡し後、すぐに長引くコロナ禍に突入しましたが、
ご家族全員で在宅時間を満喫されたという
M様ご一家流の住まいの楽しみ方を
お伺いしました。

◆◇◆

ご家族皆様がアウトドアが大好きで、
“外と中の空間がひと続きになった家にしたい”
とのご希望を打ち合わせ当初からお持ちでした。

そんなM様のご要望にお応えするプランとして、
アウトドア用具などをそのまま家の中に持ち込み、
掃除したり片付けたりできる広さの通り土間を
LDKと庭を結ぶ動線に設けました。
また、土間がある南側は上下に分割した
大きな窓を設け、家にいながら
まるで屋外にいるような明るさを実現しました。

「土間がほしいとは伝えましたが、
ここまで長いものは想定外でしたし、
窓もただ大きければ大きいほど明るくて良いと
思っていましたが、真ん中で区切った方が良いとか、
大きさについても設計士さんから提案がありました。

数値的な根拠を出して説明してもらえたので、
アドバイスのすべてに理由があるのだと納得できました。
そして、住んでみてさらにその理由を実感しています。
アドバイスしてもらって良かったな、と。
素人の理想だけ詰め込んでいたら、
今頃めちゃくちゃになっていたと思います。」
と笑うご主人。

住まい手の理想と、住み続けやすい実用性を
考えたつくり手の提案をミックスし、昇華させることを
重視してきた弊社としても大変喜ばしいエピソードです。

◆◇◆

また、コロナ禍のステイホーム期間中も、
ご自宅で過ごす時間を満喫されたというご一家。
庭の木や芝生を植えてじっくり育てたり、
子どもたちと一緒にストーブ用の薪割りをしたり、
広い庭を活かして自宅キャンプを楽しんだり、
冬には雪化粧の庭を眺めながら
温かい薪ストーブにあたって雪見酒を嗜まれたりと、
自分たち流の住まい方で、外出せずとも
充実した時間を過ごされたそうです。

「休日はこの家で過ごす時間が生きがい。
毎日家に帰るのが本当に楽しみになった。」

特に好きな場所や住まいのこだわりについても
伺いました。
「僕は南向きに設置したリビングのソファに腰掛けて
眺める庭の風景が好きですね。
季節の移ろいが感じられ、飽きがくることはありません。」
とご主人。
一方、奥様は、キッチンから見える
玄関のハイサイドの窓がお気に入りだとか。
「朝、台所仕事をしながら、ふと顔を上げると、
玄関からキラキラ朝日が降り注いで、
『綺麗だなぁ、幸せだなぁ』って
毎日実感しています。」
とお話しくださいました。

元々は、パッシブデザインを実現する目的で
玄関の高い位置に設けた窓でしたが、
奥様にとっては、
これが一番のお気に入りになったご様子です。

建てて完成形、ではなく、
そこから住まいをさらに自分たち好みに進化させて
居心地良い居場所にしてくださっているご様子が
つくり手としてもとても嬉しく感じられます。

◆◇◆

家づくりをお考えの方へのアドバイスも伺いました。
「予算や土地の都合もあります。
できるかできないかはプロが考えてくれるので、
要望は何でも伝えた方が良いです。
妥協できるところは削れば良いし、
少し予算オーバーになっても、
思った通りにしておいて良かったと思います。」

特にパッシブデザインを考えた家づくりは
今後家を建てられる方にぜひお薦めしたいと
お話しくださいました。

「日中は照明なしでも
過ごせるくらい明るいですし、
冬場の朝晩の冷え込みも全然違う。
それでいて省エネになっています。
『光や熱を取り込むことは重要だ』と
実際にこの家で生活をしてみて、
ものすごく実感しました。」

電気設備に頼り切らず、そのたたずまいで
快適な室内環境を実現。
省エネな暮らしと両立できる点は
パッシブデザインの最大のメリットです。

◆◇◆

さらに、今後について伺うと、
「成長していく子どもとの
コミュニケーションを大切にしたい」とのお答えが。

「昨今、テレビやスマホなどに夢中になって、
家族間でもコミュニケーションが希薄になりつつある
ご家庭が多いですよね。
せっかくこんなに広くて明るいリビングがあるので、
できるだけ部屋にこもらず、
みんなの会話が行き交う場所にしたい。」

ご家族の心の繋がりを大切にできる、
そんな住まいづくりを
これからもお手伝いして参りたいと思います!

  • 外観。庭からそのままLDKへ。
  • 広々とした庭
  • 明るいLDK
  • ギアをたっぷりしまえる土間収納
  • スキップフロアはご主人の趣味の空間
  • LDKの大空間をあたためる薪ストーブ

仕様Outline

建物種別 木造2階建て(SE構法)
延床面積 149.88㎡(45.33坪)
敷地面積 397.96㎡(120.38坪)
家族構成 ご夫婦+お子様3人
立地 和歌山県海南市
耐震性 耐震等級3(許容応力度計算)
断熱仕様 外皮平均熱貫流率(UA値):0.35W/㎡K 熱損失係数(Q値):1.69W/㎡K
自然素材 外壁(レッドシダー・漆喰)、無垢床(1F、2F アカシア材)
気密測定結果 隙間相当面積(C値)=0.4㎠/㎡
換気設備 「スウェフロー」 24時間換気システム導入
備考 長期優良住宅取得
Story

家が完成する
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