Case#2

築100年を超える古民家の趣豊かで快適な「家」。

リノベーション 和歌山市森小手穂

代々受け継がれてきた家に住み続けるために

大正元年に建てられた家を受け継ぎ、結婚後、ご夫婦で住まわれていたO様ご夫妻。O様にとっては祖父母の家として子どものころからの思い出が詰まっている家だが、冬は寒くて生活しにくく、老朽化も進んでいた。

 

赤ちゃんも誕生することになり、「今ある建物を利用して子育てしていきたい」と、改修のご相談をいただいた。冬の寒さを解消し耐震性を高めることがご夫妻の希望だった。加えて暮らしやすさを生むプランをご提案していった。

古民家の美しさを引き出すとともに住宅の性能を高める

瓦屋根はそのまま残し、傷んだ梁を補強しながら細部にわたって耐震性をアップ。冬は暖かく夏は涼しく過ごせるように、断熱工事も行った。いくつもの和室で構成されていた室内は、庭に面したひとつの空間のLDKに改修。

隠れていた梁や柱、筋交いも濃い色に塗り、白い壁とのコントラストが美しい内装に。室内全体に庭からの日射が入り、断熱性も高まったことで、エアコン1台で効率よく快適さが保たれるようになった。

趣を残し子育てしやすい快適な家に

工事中に赤ちゃんが生まれ、完成後からは親子3人で新しい暮らしを始められたO様ご家族。「古い家で不便な思いをさせてきたけれど、これからは豊かな生活をさせてあげられるかな」と、O様は奥様にありがとうの気持ちを込めた言葉を贈られた。

100年を超える古民家の趣を活かしながら生まれ変わった家は、収納も多く家事動線も便利で、子育てしやすい住まい。快適で暮らしやすくなった家で、家族のつながりを深めておられる。

仕様Outline

建物種別 木造平屋建て
立地 和歌山市森小手穂
リフォーム面積 178.15㎡(53.89坪)
家族構成 ご夫婦+お子様1人
耐震改修 評点0.28⇒1.12へ
断熱改修 屋根内断熱(アイシネン)、壁充填断熱(高性能グラスウール24kg)、床断熱(フクフォーム)、窓(ペアガラスへ交換)
白蟻被害 有(防蟻処理実施)
雨漏れ
自然素材 無垢床(桧)
備考 耐震改修工事により補助金採択
Story

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