木造住宅耐震補強勉強会
昨日は住まいづくり勉強会が午前の部と午後の部と2回行いました。午前の部は、阪神淡路大震災から17年、ということで「木造住宅耐震補強相談会&補助金説明会」と題したセミナー。(午後は住まいの資金セミナーを行いました。)
一級建築士で耐震診断士でもある専務の浅井良夫が講師を務めました。
参加者は数年前に耐震診断を行ったが、耐震改修はまだの方や、今年度耐震診断を行い来年度(H24年度)の補助金を受けて改修しようかなと予定している方、また実家の耐震性が気になるため無料診断を受けてみようかな、という方など。
一通りの耐震診断から改修までの流れをビデオやスライドを交えて解説。耐震工事の基本から新技術まで、実例とともにご覧いただきました。
そして、今年注目の「復興支援住宅エコポイント」についても紹介させていただきました。耐震改修を考えられている方には特におすすめな新しいエコポイントの制度。市町村の耐震改修補助金と併用も可能で、エコポイントの上限である30万ポイントとは別に15万ポイントが付きます。(最大45万ポイント)ポイントは被災地の特産品との交換や追加工事に使えます。
相談会では「うちはシロアリに食べられている柱があるんだけど、そういう場合はどのような補強になるの?」「費用がどのくらいかかるか検討がつかなくて…」などの声を聞きました。東日本大震災という大きな地震があり、何とか対策をしなければ、という意識が高まっているようです。しかし通常のリフォームと違って、工事をすれば次の日から快適で綺麗!というわけでもありません。耐震改修したからといって家がつぶれないというわけではありません。完全に倒れなければ、傾いても隙間ができれば、逃げることができます。かけがえのない命を守るために、今できることの一つだと考えています。