『日射遮蔽』を上手に取り入れて、夏も我が家を快適空間に
夏本番も近づき、今年も酷暑が予想されています。
大手7電力会社が6月からの電気料金の値上げを試算したことがニュースなどでも話題になっており、今年も全国的に電気代金を気にしながらの夏越えが見込まれます。
おうちで電気料金を気にせず、快適に暑い夏を過ごすためにも、日射遮蔽をぜひ効率的に取り入れてみてください。
『日射遮蔽』とは
そもそも、日射遮蔽とは、どういう意味なのでしょう。
日射遮蔽とは、窓ガラスなどを通して室内に侵入する、外からの日光を遮断することを指します。
最もイメージしやすい身近な例で言えば、「カーテン」ですね。
日射光の70%以上は窓から侵入するため、窓の日射遮蔽対策が重要なポイントです。
次に、日射遮蔽の主な方法についてご紹介します。
① 庇・軒で日射遮蔽
浅井良工務店は、パッシブデザインを採用した家づくりを推奨しています。
ですので、立地条件や近隣の建物条件などを考慮した上で、夏と冬の日照シミュレーションを綿密に行い、夏に活躍して、冬は日光をたっぷり取り入れられるよう、適切な長さや大きさの庇や軒を南面の窓に造りつけていることがほとんどです。
設置位置や大きさが工夫された軒や庇があれば、室内に侵入する日射熱を効率的にカットすることができます。
これから新築されるご予定の方は、庇や軒を設けたり、土地の日照具合を考慮して、最初からルーバーや外付けブラインドを設置したりされると良いかもしれませんね。
② 壁材・外壁塗料で日射遮蔽
外壁の素材や色によっても、日射熱の室内への伝わり具合は変わります。
例えば、明色の外壁は反射色となって、暗色の外壁の家より夏涼しいという報告があります。日射熱を通しにくい塗料も今はどんどん改良されていますので、外壁塗装される際に、このような機能を備えた塗料を採用するのも良い方法です。
③ カーテン・ブラインド・サンシェード・よしずなど
最も効率的で馴染み深い日射遮蔽方法と言っても良い、部材による遮蔽。今は、紫外線をカットしてくれるカーテンなどもありますので、うまく活用すると良いでしょう。
また、室内に取り付ける部材以外に、庭にタープやサンシェード、すだれやよしずを用いる家も多く見られます。
住宅密集地で、庇や軒を大きく取れなかったり、サンシェードを設けるスペースがなかったりする場合は、外付けのブラインドやルーバーがおススメです。
④ 窓
断熱窓を導入するのも効果的な方法です。
現在の高断熱窓は、日射熱と同時に紫外線も大幅にカットしてくれます。
アルミサッシの従来の窓に比べると、導入に際してコストはかかりますが、その後の夏冬の電気代の節約につながることを思えば、高過ぎることはありません。
今年は省エネ住宅への改修に係る補助金制度も充実していますので、利用して改修してみてはいかがでしょう。
⑤ ヘチマ、ゴーヤ、朝顔など
外部からの日射遮蔽方法の一つとして、長く親しまれているのが「緑のカーテン」とも言われる、植栽による遮蔽です。
代表的なものとして、ヘチマやゴーヤ、朝顔、フウセンカズラなどがあります。
きゅうりやミニトマトをカーテン代わりに育てれば、収穫して食べる楽しみも味わえますね。
四季を通じて住まいの快適性を保つために
さまざまな日射遮蔽方法をご紹介しましたが、ご自宅の立地条件や年間の日照条件を考慮して、最適な位置に取り入れやすい方法で、日射遮蔽方法を採用するようにしましょう。
また、四季を通じて住まいが快適な場所であれば良いですね。
そのためには、ただ室内の日射しをやみくもに遮断するのでなく、高断熱ガラスなどを用いたり、カーテンやブラインドのように調光できる部材を使ったりして、適度に日光を取り込めるようにすることが大事です。加えて、換気にも気を配れると良いでしょう。
日射光・熱を適切にコントロールできれば、冬も快適な空間を維持でき、暖房を過度に使用しなくとも快適な室温が保て、電力・電気代の節約にもつながります。
夏と冬どちらにも適応できる日射遮蔽で、四季を通じた快適な住空間にしましょう。
ぜひ、ご自宅に合った方法で日射遮蔽をして、快適な夏をお過ごしください!
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浅井良工務店
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