DANRAN COLUMN DANRAN人のコラム

24時間換気システムメンテ ~第1種全熱交換換気[オプション仕様]の場合~

フィルター点検はお忘れなく!

フィルターメンテナンスコラムの第2弾!
今回は、第1種換気システム(オプション仕様)のお手入れ方法についてご紹介します。

 

 

半年ほど放置したフィルター

 


換気装置本体には外気から入る塵やほこりをガードするフィルターユニットが入っており、エアコンフィルターなどと同様、定期的な掃除や交換が必要です。

家の立地や接道面に設置されているかどうかなど、住環境により汚れ方は変わりますが、適切な換気性能を維持するには、第1種熱交換換気システムの場合、半年に一度の点検が必要です。

掃除の仕方はさほど難しいものではありませんし、ほんの15分程度で済むものです。ぜひ、皆さんもこのコラムを参考にお掃除なさってみてください。

 

「第1種 全熱交換換気システム」とは

換気システムにはさまざまなものがありますが、弊社の新築邸宅には、住環境先進国・スウェーデンから取り寄せたガデリウス社のフレクト24時間換気システムを採用しています。

理由は、省エネ設計で高性能だから。
24時間稼働するものなので、電力消費量の低いものでなければなりませんし、
その上で、集塵性能は高くあってほしいですね。
ガデリウス社の換気システムは、この両方の点で群を抜いています。

屋内の熱を外に逃さない『全熱交換換気システム[オプション仕様]』
シンプルでメンテナンスも手軽な『排気型換気システム(スウェフロー)[標準仕様]』
の2つがあり、目的や住居に合わせていずれかを選択します。

このコラムでは、①全熱交換換気システムのメンテナンスについて解説していきます。

第1種 全熱交換換気システムのメンテナンス方法

手入れが必要なパーツ
①本体(ファン・熱交換素子・給排気フィルター)
   
②給排気レジスタ
 

給気レジスタ

排気レジスタ

 

 

 

 

 

必要な掃除アイテム
掃除機(吸引ブラシがあれば尚良い)、濡れ布巾、保護手袋、マスク、ドライバー

お手入れ前の注意点
・本体を掃除するときは、電源を落としてから行いましょう。
・本体のファンや熱交換素子は水洗い厳禁です。

各部の掃除方法

[ファン]
①ファンモーターを本体から外し、電気系統の接続を遮断する。
   

②ファンモーターをケースから外す。
   
③吸引掃除機でファンモーターの汚れを吸い取った後、フィンの隙間の汚れを濡れ布巾で拭き取る。
   

 

[熱交換素子]
①コネクタを外し、熱交換素子への電気接続を遮断し、熱交換素子を本体から外す。
   
②熱交換素子を両側から吸引掃除機で吸い取る。
   

 

[給排気フィルター]
給気・排気フィルター全体を掃除機で吸い取る。
※各フィルターは必要に応じて交換すること
  

 

[給排気レジスタ]
汚れが見られる場合、濡れ布巾で拭き取る。
※掃除のためレジスタを外す場合は、図の可動部分には触れないでください。調整が狂うとシステム全体に影響が出ます。
   

給気レジスタ

排気レジスタ

適切なメンテナンスが行われることで、室内に最適な空気の流れを生み出し、結露・ダニ・カビによるアレルギー、シックハウス症候群の原因物質などから住む人の健康が守られます。良い換気システムを導入していても、簡単な定期メンテナンスを怠って、性能が発揮されないのは、非常にもったいないですね。ひと手間を惜しまず、掃除が面倒な時は、フィルターの交換だけでも、定期的に行うようにしましょう。

※交換フィルターの入手方法
交換フィルターは各種ネットショップなどで入手することができますが、弊社でお求めいただくと、さらに割安でご購入いただけます。
今後、ショッピング専用フォームを整備していく予定ですが、それまでに弊社で購入をご希望の方は、担当者までお気軽にお問合せください!

浅井良工務店
073-431-3429
お問い合わせフォーム https://www.asairyo.com/contact/

2023.03.03
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