DANRAN COLUMN DANRAN人のコラム

長期優良住宅を建てるには

地球環境や次世代に配慮しながら、長く快適に、安心して暮らせる住まいである「長期優良住宅」。認定を受けた家を建てる方法や、長期優良住宅を建てる上でのメリットやデメリットには、どんなものがあるでしょうか。

長期優良住宅の認定取得には、国が定めた規定項目が一定以上の基準を超える必要があります。耐震性や省エネ性をはかるため、きちんとした計算が必要になるため、知識や実績が十分ある会社を選ぶことをおすすめします。

私たちは、生涯にわたって住み続けることのできる資産価値の高い家づくりを目指しており、全棟長期優良住宅認定を取得しています。また、住宅を長持ちさせるためには、メンテナンスがしやすいこと、地震に強いこと、維持管理の計画をたてることなどが必要です。当社では家を永く保つことができるよう、具体的には下記のようなさまざまな対策を取っています。

1 耐久性の高い材料(ガルバリウム鋼板)を使用し、メンテナンス回数を減らす

2 地震に強いSE構法を採用し、建物の強度を上げる

3 お引渡しから30年間、維持管理のための点検を行う

長期優良住宅のメリット・デメリット

~メリット~

長期優良住宅はこれらのような性能面だけでなく、住宅ローンの優遇措置をはじめとしたコスト面でのメリットが多数あります。

・さまざまな税制の控除・減税が受けられる

住宅ローンや不動産取得税の控除額の拡大、登録免許税の税率の引き下げ、固定資産税の減税期間の延長、投資型減税の費用の一部を所得税から控除、贈与税の非課税限度額の拡大など、さまざまな優遇措置があります。

・住宅ローンの金利優遇

住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した住宅ローン「フラット35」を利用する場合は、金利優遇が受けられます。

・地震保険料の割引

地震保険は耐震等級によって保険料が定められているため、長期優良住宅は所定の書類を保険会社に提出することで、地震保険料の割引を受けることができます。

・さまざまな補助金制度

地域型住宅グリーン化事業の「長寿命化」に関わる補助金、若い世代・子育て世帯を対象にした「こどもみらい住宅支援事業」の補助金など、長期優良住宅であるからこその補助金を受けることができます。

※年度により、適応できる補助金が異なりますので詳しくはお問い合わせください。

・資産性の向上

将来住宅を売却する場合、耐震性能などの条件を満たしている「長期優良住宅であること」が重要なポイントになります。

~デメリット~

デメリットとしては、以下の通り。

・長期優良住宅の申請費用がかかる

所管行政庁によって金額は異なりますが、長期優良住宅の申請・審査には費用がかかり、代理で申請を行う建築会社などの手数料が上乗せされます。

・着工までに時間がかかる場合がある

長期優良住宅の着工には、認定が下りてから進めなければならないため、申請手続きや審査の期間を含める分、通常と比べて建てるまでに時間がかかる場合があります。

・建築コストが高くなる場合がある

耐震性や居住の快適性などの長期優良住宅の基準を満たすために、建築コストが上がる可能性があります。

・定期点検が欠かせない

認定基準には維持保全も含まれているため、入居後の点検が必須。建築前に立てる「維持保全計画」に沿って点検し、必要に応じてメンテナンスを行います。この定期点検を怠って維持保全の基準からはずれた場合、認定を取り消されることも。

コストや定期的なメンテナンスなどデメリットといえる点ですが、何世代にも渡って住み続けられる家をつくり、快適で安全な住宅を維持する上では必要経費であるといえます。地球環境だけでなく人にもやさしい家である長期優良住宅。健康で心地良く、永く安心して暮らせる住まいをつくり、未来につないでいきましょう。

 

 

2022.10.28
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