DANRAN COLUMN DANRAN人のコラム

吹き抜けのメリット・デメリットとは

吹き抜けとは、建物の下の階と上の階がつながっている空間のこと。
明るくて開放的で、広さを感じさせてくれます。

吹き抜けの5つのメリット

解放感がある

なんといっても、解放感にあふれるのが吹き抜けです。1階と2階がつながっているわけですから、天井がとても高く、のびのびとした空間が生まれます。モデルハウスなどで実物に接すると、「いいなあ」と、その解放感に浸ってしまいますよね。吹き抜けは戸建て住宅だからこそできることですし、「わが家を建てるときには取り入れたい」と考える方が多いのも、うなずけることですね。

天井が高いと広さを感じる

しかも、天井が高いということは実際の面積以上に広く感じられます。天井が高いと目線の届く距離が長くなり、天井の圧迫感もありません。ですから、同じ8畳のリビングを作ったとしても、吹き抜けがあるのとないのとでは、広さまでも違って感じられるのです。

1階まで明るい

吹き抜けがあれば、2階のガラス窓から1階まで太陽の光を取り入れることができます。たとえ隣の家が近くにあっても、明るいリビングを可能にしてくれるのが吹き抜けのチカラです。

冬の陽射しを取り入れやすい

冬は太陽光の角度が下がるため、すぐ隣に家が建っていると、1階に陽射しが入ってきにくくなってしまいます。そんな悩みも、吹き抜けがあれば解決してくれます。2階から1階の奥まで光が差し込み、その光が壁や床に反射して、部屋中を明るく照らしてくれるのです。

家族の気配を感じる生活ができる

2階の子どもたちが何をしているか、1階からも何となく様子が感じられます。吹き抜けのリビングにキッチンがつながっていれば、家事をしながらでも家族の気配を感じることができます。大きな声で呼ばなくても、何となくわかる。ほどよい距離感が心地よいのかもしれませんね。

吹き抜けのデメリット

ここまで吹き抜けのメリットを述べてきましたが、もちろんデメリットもあります。

光熱費がかかる

部屋ごとに区切られた家なら必要な部屋だけ冷暖房をすればすむのですが、吹き抜けのある家はどうしても効率が悪くなります。この問題を解決するには、性能のよい家にすることが必要です。魔法瓶を思い浮かべてみてください。お湯を入れて密閉すると、なかなか冷めませんよね。家も高断熱・高気密にすることで、いちど温めると暖かい空気が逃げず、暖房費を抑えることができます。家全体で冷暖房を考え、性能のよい家にすることで光熱費の問題はかなり解決できるのです。

音やにおいが気になる

物音が響くのは、家族の気配が感じられる証拠。それが逆に、気になるというデメリットにもなってしまいます。音が気になるのはどんな場合なのか、一時的なことなのか、家族のライフスタイルを長い目で見ながら考えてみましょう。においも1階と2階でつながるので、調理時等のにおいが気になる場合もあります。これには、ダクト式換気設備を導入するなど精度の高い計画換気を行っておくと効果的です。

メンテナンスが難しいことも

2階の窓ガラスなどお掃除が難しそうですが、吹き抜け用のお掃除グッズもあります。また、高所作業の清掃を依頼できる業者と契約しておくと安心ですよ。ちなみに『DANRANの家』では、提携業者に年2回までの高所窓清掃を依頼することができます。

2階のスペースが削られる

2階の床面積が小さくなるのは避けられないこと。2階に部屋がどれくらい必要なのか、本当に必要なのか、家族の暮らし方を考えながら検討しましょう。

耐震性が気になる

吹き抜け部分の床がなくなるため、耐震性への備えはより重要となります。法律上の基準を満たしているだけでは外壁のひび割れなどの問題が生じることも。構造計算をきちんとした上で設計すれば、こうした事態は避けることができます。

まとめ

失敗しない吹き抜けの家はプランニングで決まる

このように、吹き抜けのメリットとデメリットは表裏の関係にあります。夢や憧れだけで吹き抜けの家を建ててしまうと、住んでから「こんなはずではなかった」と思うことにもなりかねません。

吹き抜けの家で失敗しないためには、吹き抜けに対して専門性の高いプランづくりを行っている会社で家を建てるのが正解といえます。明るく開放的な空間――「吹き抜けのある暮らし」を夢で終わらせてしまうのは、もったいない話ですものね。

 

「タテの空間が活きる家」ページはこちら

2018.12.20
0120-460-249 電話をかける