DANRAN COLUMN
DANRAN人のコラム
ほどよい動線づくりとは
間取りを考える上で必要になるのが動線づくりです。その中心になるのは家事動線。毎日のことですから、家事は楽しくスムーズにしたいですよね。
家事動線はシンプルに
忙しい朝など、料理と洗濯は同時進行で行うおうちは多いのではないでしょうか。洗濯機のある洗面室と、物干し場とキッチンの間を行ったり来たり。動く途中に扉や廊下、リビングなどがあると、ムダな動きが増え、家事にかかる時間も手間も増えてしまいます。たとえば、キッチン横の扉を開けてすぐの場所に、洗濯機のある洗面室があれば、料理と洗濯の同時進行もスムーズにできるようになります。家事動線はシンプルに――。これが鉄則です。
動線だけを優先させるときの不都合とは
ただし、スムーズな動線を優先させるときの注意点もあります。キッチンと洗濯機のある洗面室とをつなげる場合、廊下側から洗面室への入り口も必要になり、洗面室には入口が2つできることになります。入口が2か所あるということは、その分だけ壁が少なくなるということです。そうすると家具の配置に制限が生まれ、収納スペースを確保しづらくなってしまいます。それぞれの場所への行き来がラクになっても収納が不便になってしまっては、家事ラクとはいえなくなってしまいますね。
ライフスタイルにあった家事動線を
理想的な動線をつくるには、自分や家族がどんな暮らしをしたいのかを見直し、収納の使い方も含めてどんなふうに家事を行いたいのかを、はっきりさせることが必要です。ストレスなく楽しみながら家事ができるように、自分たちに合った家事動線をきちんと計画してもらえる建築会社に頼むことをおすすめします。
2018.10.11