住宅エコポイント
「住宅版エコポイント制度」が始まります。
既にご存知の方が多いとは思いますが、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを対象に、エコポイントを付与する制度です。
・省エネ性能が高い新築住宅の購入には定額で30万円相当のポイントがもらえる。
・対象は、2010年1月1日から1年間に工事に着手した物件、09年度第2次補正予算が成立した後に工事が完了し引き渡された住宅とする。
・新築住宅は、省エネ基準を満たし高効率の給湯機器を備えるなどして、省エネ法で定める住宅の次世代省エネルギー(H11年)基準相当とする予定。
・中古住宅のリフォームでは、窓を二重サッシや複層ガラスに交換したり、外壁や天井、床に断熱材を取り付ける工事を対象にする。
長期優良住宅の場合は問題ないですし、一般の新築・リフォームでもそれなりに配慮(次世代賞エネルギー基準)することで、案外簡単にに対象にはすることできます・・・が、予算(建物価格)的な折り合いがつかない場合は、建物を縮めることや仕様の変更を優先的に考えないと、エコポイント対象住宅ではなくなることに注意が必要です。
また、住宅ローンをよく吟味することも必要。
※フラット35s20年間優遇タイプと民間住宅ローン、モーゲージバンクなどとの総支払額との差もしっかり精査。
つまり、建物の打ち合わせ時に、きちんと配慮して念を押して確認していかないと結構カンタンに対象要件から外れてしまいます。
注意点としては、引渡し日程や住宅ローン実行の調整をきめ細かくしないと、やっかいなことになる懸念があります。
それは・・・
第三者機関によるチェックが必要となり、あわせてチェックのタイミングが工事の進捗と深く関係するため、計画の進め方には注意が必要になるのです。
付与ポイントは、新築の場合が30万円相当のポイント、リフォームで窓の取り替えは1ヵ所1万5000円相当のポイントを想定している様です。