ハマッテます !
昨日、事務所を出て西の空を振り返ると・・
金星が・・・
太陽に近い方から二番目の惑星である。
地球型惑星であり、太陽系内で大きさと平均密度が最も地球に似た惑星であるため、「地球の姉妹惑星」と表現されることがある。
地球から見ると、金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月についで明るく見える星であることから、明け方に見えるのが「明けの明星」、夕方に見えるのが「宵の明星」として別々に扱われていた。これは金星が地球よりも太陽に近い内惑星であるため、太陽からあまり離れず、太陽がまだ隠れている薄暗い明け方と夕刻のみに観察できるためである。時期によっては日の出前や日没後3時間程度眺めることができる事もある。
金星の大気の二酸化炭素を主成分(96%)とし、わずかに窒素を含むが存在する。大気圧は非常に高く地表約90気圧ある(地球での水深900mに相当)。膨大な量の二酸化炭素によって温室効果が生じ、地表温度の平均で400℃上限では 500℃に達する。金星は自転と公転の回転の向きが逆なので、金星の1日はおよそ地球の117日、二酸化硫黄の雲が懸かり硫酸の雨が降る。
一見したところ、金星大気と地球大気は全くの別物である。しかし両者とも、かつてはほとんど同じような大気から成っていたとする説がある。この説によると、太古の地球と金星はどちらも現在の金星に似た濃厚な二酸化炭素の大気を持っていた。
惑星の形成段階が終わりに近づき大気が冷却されると、地球では海が形成されたため、そこに二酸化炭素が溶け込んだ。二酸化炭素はさらに 炭酸塩として岩石に組み込まれ、地球大気中から二酸化炭素が取り除かれた。
金星では海が形成されなかったか、形成されたとしてもその後に蒸発し消滅した。そのため大気中の二酸化炭素が取り除かれず、現在のような大気になった。
だが、生命が誕生し、微生物によって二酸化炭素の吸収及び固定が進まなければ、海が形成されたとしても、温室効果のため後に蒸発し消滅した可能性がある。結果、海中ならびに岩石中の二酸化炭素が再び放出され、金星のような大気になっていたとも考えられる。
さらに生命がなければ植物による光合成も起こり得なかった。結果、大気中に酸素が放出される事もないので、地球上に於いて冷却効果による寒冷化は起こらなかった。もちろん、オゾン層”>オゾン層も形成されないので陸上に生命が進出する事もなかった。二酸化炭素の固定に伴う大気中の二酸化炭素の減少は、多細胞生物が出現する古生代に活発になる。が、生命が地球上にいなければ、このような変化は起こりえなかった。それどころか、現在に至るまで、金星のような大気を持ったまま何の変化も起こらなかった事も考えられる。
このように、生命誕生がなければ、金星と地球はほぼ同じ姿になっていたとも考えられている。
地球など金星以外の惑星では太陽が東から昇り西に沈むが、金星では西から昇って東に沈む。金星の自転がなぜ逆回転をしているのかはわかっていないが、おそらく大きな星との衝突の結果と考えられている。
また、この金星へは今、今年5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられた宇宙航空研究開発機構の探査機『 あかつき 』(観測波長の異なる複数のカメラを搭載して金星の大気を立体的に観測する。)が飛行を続けています。(半年後の12月7日に金星に到着予定)
5月の川辺天文台以後・・・
ややこっちの方にも・・・
『 ハマッテます ! 』
追記、地球と火星の軌道の間にある小惑星『 いとかわ 』から
探査機『 はやぶさ 』(本体は大気圏突入後、燃え尽きますが、
地質サンプルを入れたカプセル)が・・
帰ってきます。(オーストラリアの砂漠に落下)
『 これも大変、楽しみです! 』
現場監督 なかすじ