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被災地支援ボランティア

 和歌山県災害ボランティアセンターが、被災地支援ボランティアバス参加者募集をしていたので、8月5日から8日まで参加してきました。支援地は岩手県の大槌町で、皆さんもテレビでご覧になったと思いますが、3階建ての民宿の屋上にヘリーボートが乗っていた所です。
 町のがれきは、ほとんど整理され一ヶ所に山積みされていました。平地の木造住宅は、基礎のみ残し、鉄骨の建物は、2階まで柱が残っており、鉄筋コンクリートの建物は、躯体だけになっていました。 石積みの敷き台に乗っていた鉄筋の10坪位の蔵が5メートルぐらい流されていました。15メートルから20メートルくらい以上の高台にある建物は、外から見る限り地震による被害はあまり見受けられませんでした。倒壊した家もなければ、外壁のクラックや瓦のズレも、バスで見て回ったが、地震の大きさから観ると少ないようでした。
 私たち、女性7名と男性8名の支援作業は、海岸からそれほど遠くないお寺の墓地に堆積された土砂やがれきの撤去です。ブロック3段で区画された15坪位の墓地に、倒れて、割れて、焼けた墓石の上に津波で流れて来た鍋・皿・お椀・人形・空気入れ・便器の破片・セーター・土砂・がれきなどが40cm程おい被さっていました。 スコップで土嚢に入れたり、一輪に積んで100mほど離れた廃材置き場まで運びます。一区画を綺麗に掃き掃除までするのに15名で2日かかりました。
 高台にある墓石は、倒れもせず、火に焼かれることもなく、何ごとも無かったように立っていますが、その1m下方は、津波と火災で散々足るものです。お盆前でしたので、12、3組みの花と線香を持ってお参りに来られている方々がいました。ある人は、どうしようも無い自分の墓地のがれきに花と線香を立てて帰って行きました。
 作業日が土・日曜日でしたので、この墓地に来ているボランティアは100名以上来ていたと思います。しかし、復旧までまだまだかかりそうです。
 短い時間のボランティアで何程の事も出来ませんが、微力ながらも又近いうちに参加したいと思っています。

和歌山で家を建てる 浅井良工務店

2011.08.10

この記事を書いたスタッフ

浅井 良則会長

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