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築90年の邸宅を見学しました

今日は築90年の邸宅(北村邸)の見学会が建築士会の主催で行われ、経理総務の小池さんと行ってきました。
 この建物の設計者は“関西建築界の父”という呼び名の通り、京都を中心にたくさんの近代建築を手がけた武田五一氏。和歌山では高野山大学図書館を設計された方です。

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 大正13年から設計され15年に完成した住宅ですが、庭も含めよく手入れされている状態の良さと、改造されている部分も当初の雰囲気を保つよう気にかけられた感がありました。

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 特徴的な畳敷きの広い廊下や、高い天井、細かな技術が美しい邸宅でした。残念なことにこの建物は解体され、敷地も周辺の土地一体が分譲地になるそうです。確かに広い敷地と建物、あらゆる意味で維持は容易くない現実に、複雑な気持ちになりました。しかし現在までメンテナンスを行い、家具などの調度品に至るまで丁寧に残していただいていたおかげで、私達は90年前の邸宅という空間を体感できました。

2013.01.26

この記事を書いたスタッフ

浅井 良夫相談役

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