DANRAN COLUMN DANRAN人のコラム

素材と空間デザインのバランス

同じデザインでも、使う素材によって空間から受ける印象は大きく変わります。内装の素材選びも家づくりの大切な要素です。

 

見る、触れる、素材のよさ

住まいのフローリングに無垢床の人気が高いのはなぜでしょう?家の中を裸足で歩くことが多い日本人にとって、素足が木に「触れる」心地よさも大事だからでしょう。また「見る」ことでも素材の質感は感じることができます。たとえば木目調のシートを貼ると、触ったときだけでなく見たときも素材感がなく、空間の中にかえって違和感を生んでしまいます。残念ながら、本物の木の代わりにはならないのです。五感に響く素材はその利点を活かし、洗面にタイルを貼ったり、壁に漆喰を使ったり、用途に応じて使い分けていくことも大事です。

 

素材を上手に生かした内装づくり

かといって、すべてにわたって本物の素材にこだわると、コストも気になりますよね。そこでおすすめなのが、部分的に取り入れること。全体のデザインの中にポイントとしてバランスよく素材を使っていけば、気持ちのよいセンスのある空間になります。壁全体がビニールクロスでも、キッチンの壁にアクセントとして好みのタイルを貼れば、気分もアップ。タイルとクロスの境目に一本細い木を入れるだけで、ピシッと締まった美しさが生まれます。『DANRANの家』に見られるような素材のひと工夫が、空間デザインを左右するのです。

 

木構造に合う素材と空間デザインを

木造の家の場合、内装を木だけにこだわらなくても木構造と全体のトーンが合うこと、素材と空間デザインのバランスがとれていることが理想です。そして年月が生む味わいも楽しんでいけるような、素材を活かした家づくりをおすすめします。

 

「五感に馴染むデザイン」ページはこちら

2018.11.01
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